柳の下に猫は2匹いない

戦前日本映画史ネタの覚え書き

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木傳明と田中絹代は不仲だったのか

田中絹代が女優としての名声を高めはじめたのは1927年、『真珠夫人』(池田義信監督)に栗島すみ子の娘役で助演してからだ。松竹の大幹部であり大スターの栗島と共演することは当時の女優の目標になっていた。それまでの絹代はお世辞にも美人とはいえない容…